●民生委員とは
民生委員は大正6年(1917年) 済世顧問制度の発足により誕生し、百年余りの歴史がありますが、地域住民との信頼関係を大切にし、社会奉仕の精神をもって、行政の協力機関として地域福祉活動を推進しています。
●民生委員の身分と職務
民生委員・児童委員とは、地域住民の立場にたって、地域の福祉を担うボランティアです。
民生委員は、民生委員法に基づき、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員です。給与の支給はなく(無報酬)、ボランティアとして活動しています(任期は3年、再任可)。また、民生委員は児童福祉法に定める児童委員を兼ねることとされていす。
●民生委員児童委員の3つの姿勢
社会奉仕の精神社会奉仕の精神をもって、社会福祉の奉仕の増進に務めます。
基本的人権の尊重民生委員・児童委員には、民生委員法第15条に定められた守秘義務があります。活動にあたって、相談内容や個人の秘密を守り個人の人格を尊重します。
政治的中立職務上の地位を政党または政治的目的のために利用しません。
●民生委員の仕事・活動
1.住民緒相談・支援活動
高齢者の安否確認や見守りのための訪問活動を行います。
地域住民が抱える悩み事の相談にのり、必要に応じて専門機関へ繋いだり、福祉サービス等の情報提供を行います。
2.地域福祉活動
住民の居場所づくりや仲間づくり
高齢者や子育て家庭を対象にしたサロン活動に取り組みます
地域行事や学校行事等へ参加し、住民の交流を深めます
3.仲間同士の情報交換や研修
・ 毎月の定例会議への参加
民生委員・児童委員による月例会議に参加し委員同士の情報交換や地域の課題等について話し合いを行います。
●宝木地区民児協議会の活動
宝木地区内の民生委員、主任児童委員29名により構成されおり、毎月定例会議開催し委員相互の連絡・研修を行っています。具体的には次のような活動をしています。
1.ひとり暮らし高齢者、高齢者世帯、災害時避難行動要支援者への訪問活動・安心キッドの配分
2.宝木地区社会福祉協議会や自治会と連携しての活動
・ ひとり暮らし高齢者を対象にふれあい会食を実施
・ 地域包括ケアシステム第2層協議体としての活動
・ 高齢者見守りのため自治会に設立した「ふれあい福祉の会」の活動
・ 地区の行事である敬老会・防災訓練・宝木まつりへの参加